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“ステンレス製”でもさびる

3月2日 0時51分

ステンレス製の台所の流しについて、国民生活センターは、手入れを怠るとさびる製品もあるとして、消費者に注意を呼びかけています。

国民生活センターは、消費者から「ステンレス製の流しがさびた」という相談が、この6年間に全国で123件寄せられたことから、主なメーカー4社の製品を対象に4週間、一定の間隔で水とみそ汁程度の濃さの食塩水をかける商品テストを行いました。
その結果、水では変化がありませんでしたが、食塩水では4社中3社の製品でさびができたということです。
国民生活センターは消費者に対して、ステンレス製の流しを使う際は、塩分を含む汚れなどを長期間放置しないよう注意を呼びかけています。
また、製品に含まれる「クロム」や「ニッケル」などの金属の量によっても、さび方に違いが出たことから、ステンレスの種類を確認することが選ぶ際の判断材料の1つになるとしています。
国民生活センターの松本浩司さんは、「さびにくいステンレスも、使い方しだいではさびることがあるので、手入れを怠らないでほしい」と話しています。
また、業界団体のキッチン・ガス工業会は、「手入れの重要性について、これまで以上に周知するとともに、ステンレスの種類について情報提供するかどうか今後検討したい」としています。