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「痴漢列車」実現? 車両貸切で性的会合の男、逮捕

2012/02/29 15:34:55

(台北 29日 中央社)台湾鉄道の車両を貸し切り、「痴漢」を題材にしたアダルトビデオを真似た性的なパーティーを開催した男がきのう、公序良俗違反および青少年保護育成条例違反などで鉄道警察局から板橋地方検察署に送検された。

主犯の蔡育林容疑者(39)は、インターネットの掲示板で「痴漢パーティー」の参加者をつのり、今月19日、台湾鉄道の急行列車「莒光号」521号の貸切用最後尾車両で、性的行為におよぶふしだらな会合を開催した。

参加したのは蔡容疑者を含む男19人と、「主役」の女1人、さらに「アシスタント」の女2人と見張り担当の男3人の計25人で、貸切費用は台北駅(15時25分発)から竹南駅(17時15分着)までの約2時間で7580台湾ドル(約2万円)、男性参加者は1人800台湾ドル(約2200円)を蔡容疑者に支払った。

「主役」の女は未成年(17歳)で、調べに対し、「興味を持ち年齢を偽り申し込んだ、報酬は受け取っていない」「当日は複数の男と関係を持ったが5人目から先は覚えていない」などと供述している模様。

参加した男の多くはハイテク企業などに勤めており、また「アシスタント」の女のうち1人は大学院生で、現代の性について論文を書くために申し込んだと話している。関係者はいずれも青少年保護育成条例などに違反している疑い。

鉄道法は、走行80キロごとに車掌の巡回を義務付けており、台湾鉄道では「会合」開始から約15分後の15時40分に1度該当車両を巡回、その後17時に再度巡回に訪れた時には内側から鍵がかけられ中に入ることができなかったが、17時15分に貸切が終了した際に特に異常は見受けられなかったと説明、同様の事件発生を防ぐために車両貸し出しの規則を改正したいとしている。