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松下電器 山下俊彦元社長死去

3月1日 13時41分

松下電器 山下俊彦元社長死去
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松下電器産業、現在のパナソニックの3代目の社長で、就任当時、末席に近い取締役からの大抜てきで話題となった山下俊彦元社長が、先月28日、亡くなっていたことが分かりました。92歳でした。

山下元社長は、当時の大阪市立泉尾工業学校を卒業したあと、昭和13年に松下電器に入り、昭和52年、創業家以外で初めて社長に就任しました。当時、26人いた取締役のうち下から2番目の取締役でしたが、24人の役員を一気に飛び越しての社長への抜てき人事は「山下跳び」と呼ばれ、大きな話題になりました。また、社長在任中は、VHS方式の家庭用ビデオの生産と輸出で業績を伸ばすとともに、半導体など家電以外の事業への展開も進めました。山下元社長は、先月28日未明、亡くなりました。