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女性の健康週間 がん検診呼びかけ

3月1日 16時57分

子宮がんなど女性特有のがんの検診を呼びかける街頭キャンペーンが、1日、東京・新宿区で行われました。

キャンペーンは、女性にみずからの健康づくりを考えてもらう「女性の健康週間」が1日から全国で始まったのに合わせて、東京都が企画しました。
会場となった新宿駅の構内では、女性たちに子宮がんや乳がんの検診を呼びかけるメッセージが書かれたパンフレットが配られました。このうち20代から30代の女性で増加している子宮けいがんの検診を呼びかけるパンフレットには、子宮けいがんは女性のおよそ8割が1度は感染するウイルスが原因で起こることや、検診を受けることで自覚症状がないごく初期の段階で見つけ、治療できることなどが書かれています。
5年前に策定された政府の「がん対策推進基本計画」では、がん検診の受診率を今年度末までに50%以上にする目標でしたが、去年6月の調査では、過去2年間に子宮がんの検診を受けた女性は32%、乳がんの検診を受けた女性は31.4%にとどまっています。東京都福祉保健局健康推進課の吉田江里さんは、「検診を受けることで早期発見と早期治療につながる。20歳以降は子宮がん検診を40歳以降は乳がん検診を2年に1度は受けてほしい」と話しています。