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“地下街に津波”横浜で訓練

3月1日 13時51分

“地下街に津波”横浜で訓練
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横浜市で、大都市の地下街が津波に襲われるという想定で避難訓練が行われ、参加した人たちが避難経路に問題がないかなどを確認しました。

この訓練は横浜市消防局などが初めて行ったもので、横浜駅に乗り入れているJRや私鉄などの職員や周辺の地下街のテナントの店員、それに地元の住民などおよそ500人が参加しました。訓練は、通勤客などで混雑する午前9時前に、横浜市内で震度5強の地震が起き、東京湾内に大津波警報が出されたという想定で行われました。
訓練では、地下街や地下にある改札口から利用客にふんした参加者が、店員や駅員の誘導を受けて階段を使って地上に上がり、さらに高台の公園など安全な場所まで避難しました。横浜市の職員たちは、津波が到達すると予測される50分以内にすべての人を避難させられるかや、避難経路に問題がないかなどを確認していました。
参加した近くに住む78歳の女性は、「いざというときの避難方法が分かってよかったが、途中に歩道橋もあり、この先、体力がなくなったときのことを考えると心配だ」と話していました。横浜市の鈴木洋危機管理監は、「大勢の人をいち早く避難させるには課題も多い。駅周辺のビルなど避難できる場所を増やすことなどを検討していきたい」と話していました。