地方「国家否定」危惧する声 横須賀市の自治基本条例案+(4/4ページ)(2012.2.15 22:39

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「国家否定」危惧する声 横須賀市の自治基本条例案

2012.2.15 22:39 (4/4ページ)
横須賀市役所で6日に開かれた市議会の自治基本条例検討特別委員会

横須賀市役所で6日に開かれた市議会の自治基本条例検討特別委員会

 注目の条例案の採決は、3月下旬に行われる。

住民投票、割れる賛否

 横須賀市がまとめた自治基本条例の骨子案に対するパブリックコメントは、市内外の155人からの複数意見442件。最も多かったのは「住民投票」に対する147件で、「住民の意思を直接把握するためには必要不可欠」といった賛成意見が51件にのぼった。ただ「投票資格者は日本国籍を持つ20歳以上の在住者とする」(18件)、「十分に議論をすべきで条例に盛り込む必要はない」(11件)、「国の安全保障について市民レベルのみの感覚で政策判断するのは危険だ」(3件)といった慎重論や反対意見も目立つ。

 市民の定義については69件が寄せられ、「住民以外や非納税者、外国人を『市民』と定義するのはおかしい」が32件。「条例の位置づけ」については39件あり「1つの条例にすぎないものに最高規範性を与えるべきではない」という意見が31件にのぼった。

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