「オセロ」 中島知子さんを支配する女性霊能者の欲望
2月17日(金)メディアの「オセロ」中島知子さん報道が二分化しつつある。あくまでも芸能報道の域を出ないものと、マインドコントロール問題として、中島さんの問題にとどまらない現代的・普遍的課題として捉えようとするものである。悪質女性霊能者はかつての被害者にも芸能人をたくさん知っていると語ることで、信頼感を与えていた。ところがあるときそのひとりの芸能人とでくわしたとき、相手は何も反応しなかった。そのとき「ウソだった」とある女性は気付き、この霊能者から離れていくきっかけになった。女性霊能者は「食べる」ことへの欲望が強烈で、朝から夜までことあるごとに何かを口にしていたという。ことは芸能人が直面しているレベルにとどまらない。国会でマインドコントロール問題が議論されたのは、平成12(2000)年12月18日の法務委員会。公明党の倉田栄喜議員の質問に対して法務政務次官の山本有二氏はこう答えた。「オウム真理教対策関係省庁連絡会議において、専門家によってマインドコントロールを解く手法を開発することの重要性が確認され、本年一月十九日付の警察庁、法務省及び厚生省の申し合わせにより、社会復帰を希望するオウム真理教信者等に対する精神医学的、心理学的な援助、支援のあり方についての研究会が設置されており、信者等の社会復帰に役立つ、実効性ある研究成果が得られるよう期待しております」。このようにオウム真理教など!についてカルトカウンセリング問題が提起されたが、残念ながら政府は「精神医学的、心理学的な援助、支援のあり方」について深めることなく今日に至っている。中島知子さん問題の本質はここにある。
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