SSL版Googleの新仕様について

テーマ:ネットにおけるプライバシー 2012-02-16 19:10:00
GoogleのSSL検索には2種類あり、リファラの扱いが異なります。

新しいSSL版Google検索の場合

前回の記事で紹介した、SSL版Google検索との違いは、新しいSSL版Google検索「https://www.google.co.jp」の場合、検索結果に表示されるリンクをクリックした後にwww.google.co.jpドメインの非SSLページに一度リダイレクトするため、リンク先の非SSLページで注意深く制御された「安全な」リファラのみが取得可能なことです。
アドレスバーの表示アドレスの冒頭、httpのあとに「s」が付いているのがポイントです。
また、通常のGoogle検索とは「s」が付く以外は、URLが同じであるため、わかりにくいのですが、httpのあとに「s」が付いているかどうかを確認するクセを付けておくといいでしょう。

$星野えみりBlog 『アルプスの風に乗って』-新しいSSL版Google検索の模式図

新しいSSL版Google検索の模式図
SSL版Google検索の新仕様まとめ」より引用。

意外なのは以下の3点です。

リンク先が非SSLでもキーワードが削除された状態のリファラーが残るのは既存の効果測定に配慮した親切設計
リンク先がSSLであってもリファラから検索キーワードが削除される:つまり「非SSLには送信しない」のではなく「一切渡さない」
AdWords広告リンクの場合はリンク先が非SSLであってもキーワードが残ったリファラーが渡される


斜体部分は、「SSL版Google検索の新仕様まとめ」より引用。

昔であれば、アクセス解析に残されたリファラをもとに、サイト管理者が辿って来てくれるという宣伝効果もあったのですが、リファラスパムの横行で、信用に値しない情報になった今では、相手にリファラを渡すのは、デメリットでしかありません。
中には、悪質なサイトへのリダイレクト(誘導)が仕込まれている場合もあるので、不審なリファラは絶対に辿らないでください。

SSL版Google(新仕様) ← 興味のある方は、一度お試しあれ!


参考にしたサイト

Transport Layer Security -Wikipedia -
SSL版Google検索の新仕様まとめ

画像は、前回に引き続き、清水 誠さんのブログ「SSL版Google検索の新仕様まとめ :: 実践CMD*IA」よりお借りしました。ありがとうございました。
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