診断くん

テーマ:サイバーハラスメント 2012-02-09 20:14:00
診断くん』でIPアドレスやリモートホストを調べましょう。

診断くんとはなんでしょう

インターネットに接続すると、ユーザの様々な個人情報が要求先のWWWサーバとWebページ管理者に伝わってしまいます。
実際にどのような情報が行き交っているかを確認するために、診断くんで調べてみましょう。
インターネット上では、個人情報とも言うべきあなた固有の様々な情報が筒抜けになってしまいます。
例えば、ユーザのIPアドレス、リモートホストそしてブラウザやOSの種類等があります。
ちなみに、IPアドレスとはインターネット上でユーザのコンピュータを識別するための世界に一つしかない個別の番号のことです。
インターネットに接続されているコンピュータには、全てユニークなIPアドレスが割り当てられています。
また、IPアドレスを人間に理解しやすい文字列に変換したものがリモートホストです。
リモートホストは多くの場合、ユーザの利用しているISP(または学校や会社)やそのアクセスポイント(地域)を示す文字列を含みます。

では、このようなユーザ固有の環境変数が接続先のサイトに伝わることによって、ユーザはどのような影響を受けることになるのでしょうか。

一つにはプライバシーの問題が挙げられます。
サイト管理者がアクセス解析(例:忍者ツールズ)を設置している場合、どの辺りの地域に住み、どの組織(またはISP)に属している人が、いつ、どのページを、どのページのリンクから、どのくらいの頻度で、どのブラウザとOSを使って閲覧したのか、という情報が知られてしまうことになります。
特に、掲示板やチャットに書き込みをした場合、投稿者の環境変数のうち幾つか(リモートホスト等)が、サイト管理者のみならず閲覧者全員に見えるように表示されることがあります。
このように、なんの考えもなくインターネットに接続していると、自分の環境や興味の対象あるいは思想等を無闇に他人に知られたり、行動を監視されたりする恐れがあるのです。

二つ目の問題は、自分のIPアドレスを無闇に知られると、それだけインターネットを介した様々な攻撃を受ける危険に晒されることになります。
例えば、サービス拒否(DoS)攻撃を受けたり、場合によっては自分のコンピュータを遠隔操作されたりする危険性も孕んでいます。
特に常時接続をしているユーザや、固定IPアドレス契約をしているユーザにとっては無視できない問題です。
もちろん、このような攻撃を受ける可能性は小さいのですが、全くないとは断定できません。
基本的に、このような攻撃をするためには対象のIPアドレスを知っている必要があります。
逆にいえば、自分のIPアドレスを知られなければインターネットを介した攻撃を受ける危険性を抑えることができます。
したがって、自分のIPアドレスを他人に無闇に知らせることは避けるべきだといえます。

診断くんでIPアドレスチェック

詳しくは、診断くんヘルプをご参照ください。

$星野えみりBlog 『アルプスの風に乗って』-診断くん

このように表示されます。

IPアドレス 118.1.75.***
ホスト名 p****-ipbf***hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
IPアドレス割当国 日本 ( jp )
市外局番 該当なし
接続回線 光
都道府県 神奈川県

(プライバシー保護のため、一部伏字とさせていただきます)

上記のWHOIS情報は、IPひろばより引用

IPアドレスから分かること

例として、OCNの場合

p****-ipbf***hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp - 「hodogaya」から「保土ヶ谷」、「kanagawa」から「神奈川県」が類推できます。
「ocn.ne.jp」から OCN が運用するネットワークであることが判断できます。
「ipbf」からBフレッツ光ファイバー回線であることが判断できます。

地域IP網接続ビル名

フレッツの場合、各都道府県に設置されている地域IP網接続ビル(プロバイダと接続するPOI(point of interface)が設置されている収容ビル)を表します。
(この場合は、神奈川県保土ヶ谷にある収容局を経由し、最終的にプロバイダに接続されます。)


ネット上でのストーカー行為

上記のように特定捜査権の無いユーザーが現実世界での個人情報を特定する事はほぼ不可能である。ただし、インターネット世界においてはIPアドレスは個人ユーザーのパソコンまたは個人契約のサーバを特定する物であり、掲示板やウィキペディアの投稿記録、ブログや各ホームページサーバー等で配布している来訪者解析システムを採用しているサイトには、来訪者のIPアドレスは残されている。
また掲示板やチャットではあらかじめ特定のIPアドレスを入力する事で対象となるユーザーの投稿をブロックする機能がついていることが多く、ウェブサイトに仕組まれたアクセス解析によってIPアドレス番号をもつユーザーが何時に来訪したかを調べる事も可能である。
つまり、特定のユーザーとIPアドレスが連動して発覚した場合、個人情報(氏名・詳細な住所・電話番号など)は分からなくても、IPアドレスをたどる事で、ハンドルネーム等を変えてもユーザーを特定することが可能な事があり、そこから、そのユーザーのサイトを荒らす、言われもない批評を意図的に流すなど、インターネット空間上におけるストーカー行為(サイバーストーカー)が発生することがある。
現実問題として、特定の人物がHPユーザーに迷惑をかけたとしても、IPアドレスはその家人(企業なら社員)と共有する物である為、特定人物のみならず、アドレスを使用する複数の不特定人物に対していわれの無い批評を及ぼす危険性を伴う。よって現行の法律では現実世界に干渉しない限り、これらネット上での名誉毀損やストーカー行為に対しての罰則は無いが、これら特定ツールを使用して得たIPアドレスを、法的権限の無い個人が公表することは、たとえどのような理由があったとしても行うべきではない。



斜体部分は、"IPアドレス" - Wikipediaより引用

他人のプライバシーを尊重できない人に、インターネットをする資格はありません。

ご自身の環境変数を知ることが、サイバーストーカーから身を守る第一歩です。
ネット社会では、基本的に自分の身は自分で守る必要があります。

私が言いたいのはそれだけです。あとは、みなさまの心がけ次第です。


参考にしたサイト

IPアドレスとプロキシと診断くん
"リモートホスト" - Wikipedia
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