「SSDとは何ぞや?」という話はググればいくらでも出てくるので省略。早い話が「円盤のディスクでなくて、超高速なUSBメモリみたいなのを使ってHDD代わりにする」と考えてもらえばいい。
HDDと比較した場合の利点としては「単純読み込み速度とランダムアクセス速度がやたら速い」という点があげられ、欠点としては「高価で寿命が短い」といったところだけ覚えておけば充分。
PC用として最も重要な要素は「ランダムアクセス速度がやたら速い」で、起動用ドライブのHDDをSSDに交換しただけでOSやアプリの起動時間が数分の一になり(なんで速くなるかはググれ)、費用対効果(満足度?)はかなり高い。
だだし高価なため、速さを求められる部分にピンポイントで使うのが効果的。前述のようにOSとアプリとページファイルやキャッシュにのみSSDドライブを使い、録画したテレビのファイルやCDから作ったMP3、xvideo.comから落としたエロ動画などはHDDに保存という使い分けをしたほうが安く済む。32GB~64GB程度のものなら1万以下で手に入るので、ぜひ試してみてほしい。
起動用ドライブをSSDにするということはOSをリカバリもしくは再インストールしなければならないので、説明書などを参照して対処できるようにしておくこと。ツールを使って現在使っている起動用HDDを丸ごとコピーしても構わないが、どうせならこの機会に綺麗さっぱり再インストールしたほうがいい。
ノートパソコンの場合、ほぼ全ての機種がHDD1台で動いているので(HDD2台積んでいる変態ノートパソコンもあるが)SSDにしたい場合にはHDDと交換となる。余ったHDDはUSBの外付けケースでも買ってきて有効活用するとよいが、フォーマットする前に中身をよく確認しないと血の涙を流すことになる。
ちょっと古いパソコンに使いたい場合には買う前にインターフェース(SATAかPATA(IDE)か)を確認すること。SSDに交換するとPen4クラスのマシンでもまだ第一線で戦えるようになるが、さすがにPentiumクラスのマシンで使ってもCPU処理が足を引っ張ってくるようになるので効果は薄い。
最近は少なくなってきたがプチフリの問題があるSSDもあるので、購入前に情報をしっかり集めるように。

ちなみに理論値だがPATA(IDE)で最大133MB/s、SATAで最大150MB/s、SATA2で最大300MB/s、SATA3で最大600MB/sとなるので、参考にしてほしい。SATAマシンにSATA3対応の超高速タイプを買っても無駄。