佐伯市大入島の埋め立て問題は、29日の控訴審で県側がこれまでの主張を変えたことで、法廷での争いも終結に向かうことになりました。
県が大入島石間地区の沿岸を埋め立てる計画に対して、反対する周辺住民の一部と争いになっていたものです。住民が県や知事を相手取った訴えは、公金支出の差し止めを求め控訴している訴え1件を残すのみですが、去年県が事業を休止する方針を示したことで事態は急展開。
29日の福岡高裁での控訴審で、県が「休止によって争う点がない」として、住民側の訴え却下を求める主張に変えたことから審理が終了しました。判決は来月28日の予定で、長年にわたった法廷での争いも終結に向かうことになります。
自民党大分県連の会長選挙が告示され、現在会長代行を務めている衛藤晟一参議院議員が立候補を届け出ました。29日大分市の自民党県連事務局に選挙管理委員会が設置されました。
衛藤晟一会長代行の秘書が訪れ推薦人の名簿など必要書類を提出しました。前会長の岩屋毅衆議院議員が本会議での党議拘束違反で役職停止処分を受け去年7月に辞任して以来、空席が続いています。衛藤会長代行は「会長となったときは体制刷新に重きを置いて県連を引っ張っていきたい」と話しているということです。立候補の受け付けは来月8日までですがこれまでのところほかに立候補の意思を示した人はいません。
大分市にある大分医療センターに置かれていた6台の公衆電話から、現金が盗まれていたことがわかりました。警察が窃盗の疑いで捜査しています。
29日朝、病院の職員が公衆電話のお金を回収しようと本体の裏を見たところ、本来あるはずの錠前がなくなっていたということです。国立病院機構大分医療センターによりますと、センター内にはあわせて8台の公衆電話があり、そのうち6台の錠前がなくなり、現金もほぼ入っていませんでした。センターは、毎月最終日に集金をしていて、いつ盗まれたのかや具体的な被害金額はわかっていませんが、毎月あわせて2万円程度になるということです。
センターは被害届を出し、警察が窃盗の疑いで捜査しています。