NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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高校教諭に懲役６年の２審判決

教え子の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、児童福祉法違反の罪に問われた佐賀県内の県立高校の教諭に、福岡高等裁判所は「被害を受けた生徒の話は信用できる」として１審に続いて懲役６年を言い渡しました。
佐賀県内の県立高校の５７歳の教諭の男は、教え子の女子生徒２人にわいせつな行為をしたとして児童福祉法違反の罪に問われています。
１審の佐賀地方裁判所は去年８月、「教師の立場を悪用した卑劣な犯行だ」として懲役６年を言い渡し、教諭が無罪を主張して控訴していました。
２９日の判決で、福岡高等裁判所の陶山博生裁判長は、「女子生徒の話は客観的な事実とも一致していて信用できる」などとして１審に続いて懲役６年を言い渡しました。
この裁判では、１審の佐賀地裁が被害者のプライバシーを守るため教諭の名前や学校名なども伏せる異例の決定をして裁判を進め、教諭の弁護士が「過剰に情報を伏せた決定で、裁判の公開を定めた憲法に違反し被告の権利を侵害した」と主張していました。
これについて陶山裁判長は、「情報を伏せる理由は明らかにされていて、被告の権利が侵害されたとはいえない」としました。

03月01日　12時01分

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