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最終更新:2012年3月1日(木) 16時3分

東芝子会社の社員、9億6千万円横領か

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 東芝の子会社「東芝ライテック」に勤務していた57歳の女性社員が取引先に対してウソの発注を繰り返し、7年間でおよそ9億6000万円を横領したとみられることがわかりました。会社側は女性を懲戒解雇し、刑事告訴しています。

 横領が見つかったのは、東芝の子会社で照明器具などを製造する「東芝ライテック」です。会社側によりますと、東芝ライテックの技術部門でグループ長という役職にあった57歳の女性社員が、取引先にウソの発注を繰り返して資金を還流させるかたちで、2005年から2011年までの7年間におよそ9億6000万円を横領していたということです。

 女性は会社側の内部調査に対し、「横領はしていない」と否定していますが、横領したとされる金のほとんどは返済されておらず、東芝ライテックではこの女性を昨年6月付で懲戒解雇し、横浜地検に刑事告訴しました。

 また、この問題で東京国税局は、横領された9億6000万円を申告漏れと判断し、会社側へ2800万円を追徴課税しました。東芝ライテックは取材に対し、「今回の指摘を真摯に受け止め再発防止に努めて参ります」としています。(01日15:13)

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