学生服姿で前夜祭に出席しガッツポーズする=沖縄ハーバービュークラウンプラザで
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今季国内女子開幕戦のダイキンオーキッド(沖縄・琉球GC=賞金総額8000万円、優勝1440万円)が2日から開催される。宮里藍、有村智恵らが出場しない今大会の目玉は、地元でデビュー戦となるアマチュア・比嘉真美子(沖縄・本部高3年)。藍以来8年半ぶり史上3人目となるアマでのプロ競技制覇へ、意欲満々だ。
昨年の日本女子アマに優勝、日本女子オープンではローアマと、国内女子アマチュア2大タイトルを手にしている比嘉。実力、実績とも折り紙付きの18歳だ。
1日が高校の卒業式。「絶対に泣いちゃうと思います。制服もこれで最後」と学生最後の日に感慨ひとしおだが、目の前にあるのは“社会人初日”に迎える今季初戦。「調子、メッチャクチャいいんですよ! 優勝を狙っていきたい」と舌もますます滑らかだ。
昨年描いた構想では、いきなり米ツアーに挑戦するという選択肢もあったが「やはり日本できちんを力をつけてから行きたい」と、7月のプロテスト受検を決めた。アマチュアタイトルですでに本戦受検資格を獲得。「それまでに5、6試合はアマチュアとしてツアー競技に推薦出場させていただく予定。でも、もし優勝できたら、速攻プロ宣言でしょう!」という。
ドライバー平均飛距離260ヤード、国際舞台の経験も豊富な、日本ゴルフ界期待の新星。中学3年だった2009年大会では、高校入試を翌日に控えながら12位に食い込んだ験のいい大会。センセーショナルな地元&初Vを実現できるか。 (月橋文美)
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