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【スポーツ】

しずちゃん 3人掛けスパー 海外1勝へ腕試し

2012年3月1日 紙面から

豪華合同トレーニングを行った(左から)山崎、釘宮、藤野、ライカ=東京都内のボクシングジムで

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 しずちゃん、根性の3人掛けスパー! アマチュアボクシング女子の世界選手権(5月、中国)ミドル級代表でロンドン五輪を目指しているお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(33)=よしもとクリエイティブエージェンシー=が29日、東京都内で豪華合同トレーニングを行った。同じく世界選手権代表のライト級・釘宮智子(平成国際大)らと拳を交わし、プロの現役東洋太平洋王者・風神ライカ(竹原&畑山)がゲキを飛ばした。

 「す、すいません…。もう1ラウンドだけ…お願いします…」

 肩で息をするヘトヘトの山崎がリング上で声を振り絞った。クライマックスの3人掛けスパーリング。釘宮、全日本バンタム級王者の藤野ちなせ(平成国際大)を相手に2ラウンドずつこなし、仕上げは男子選手。1ラウンドで終了のはずが、思わぬ追加志願だ。見守っていたライカが「本当に大丈夫なの?」と確認するほど。限界からさらに追い込んだ。

 練習後は疲労のなかにも充実感たっぷり。「釘宮さんが一生懸命やっていて『私も頑張らないと』ってすごく思った。追加? 足を使わないとダメなのに、打ち合ってしまった。あのまま終わりたくなかったんです」。同じく五輪を目指す釘宮に刺激を受けたようだ。

 拳を交わした男子選手も、山崎の根性に感心しきり。「右ストレートが重いし、全日本に勝って顔つきが変わった」と話せば、ライカも「この前の試合で自信をつけた。打たれる怖さがなくなって堂々としている」と評価した。

 五輪予選となる世界選手権の前にアジア選手権(18〜26日・ウランバートル)が控えている。腕試しの大会、目指すは海外1勝だ。「どこまで通用するのか。1試合は絶対に勝ちます。中国で世界2位の選手もいるし、思いっきりやってきます!」。未知の強豪との対戦へ、気持ちを高ぶらせた。 (森合正範)

 

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