社会
問題のスピーディ「公表控えた」と福島県
(福島県)
原発事故による放射性物質の広がりを予測するシステムでデータの公表が遅れたことについて、県は「本来公表すべき国が公表していない状況のもと、県としての公表を差し控えた」と述べた。原発事故による放射性物質の広がりを予測するシステム=「SPEEDI」をめぐっては、データの公表が遅れたことで住民の避難にも大きな影響を与えたと指摘されている。
この問題は、きょうの県議会でも取り上げられ、県の荒竹生活環境部長は次のように述べた。
*県生活環境部・荒竹宏之部長
「本来公表すべき国が公表していない状況の下、県としての公表を差し控えた」
一方、原発事故について県の責任を質された佐藤知事は、「これまで、国や東電に対し、厳しい目線で取り組み状況を確認してきたが、結果として事故が発生し、重く受け止めている」と述べた。
[ 2/29 19:43 福島中央テレビ]