ＡＫＢ秋元才加、絶叫７６分更新！秋元氏にソロアピール…東京マラソン

　「ＡＫＢ４８」の秋元才加（２３）が２６日、東京マラソン（報知新聞社後援）に２年連続で出場、前年より１時間１５分５２秒も短縮する５時間３４分１３秒で完走した。レース後、総合プロデューサーの秋元康氏（５５）にご褒美としてソロデビューすることをアピールした。多くの著名人が参加したが、日本テレビ系「ヒルナンデス！」（月〜金曜・前１１時５５分）のアシスタントを務める水卜（みうら）麻美アナウンサー（２４）が初マラソンながら５時間２４分１４秒の好タイムでゴール。司会の南原清隆（４７）らを驚かせた。

　フィニッシュラインを全力で駆け抜けた。秋元は両方のこぶしを天に向かって突き上げた。左足の痛みより、充実感が勝った。歓喜のおたけびをあげながら、笑顔で２年連続の完走を果たした。

　「今年は勝負でした。去年からの成長を感じることができました」。初マラソンだった昨年のタイム（６時間５０分５秒）を更新することが目標だったが、１時間１５分５２秒も短縮。ゴール地点で待っていた母親から「体、大丈夫？」とねぎらわれ、「実家に帰る機会が少ないので、うれしそうでしたね」と秋元は目を細めた。

　目標だった５時間台をクリアしただけに、レース後は秋元氏におねだりだ。「メンバーがソロデビューしまくっているので、ソロデビューさせてください！」。実現すれば「ＡＫＢ４８」から６人目となる。伝説の米女性歌手、ジャニス・ジョプリンにあこがれているだけに「（路線は）ロックがいいです」と夢を膨らませた。

　昨年１２月の出場発表後、３度、トレーナーから指導を受けた。多忙なスケジュールのため練習もままならなかったが、自宅で体幹を鍛え、栄養バランスを考えて自炊もした。前夜（２５日）は韓国料理を食べた後、エネルギーを蓄えるために肉まんを２つほおばった。ホテルに泊まって体調管理に努め、盟友・大島優子（２３）から「走れるようにお祈りしてるね」とメールをもらったという。３５キロ付近で左ひざを痛めたが、２キロほど早歩きしただけで足は止まらなかった。沿道からの「ヘビーローテーション」などの歌声、声援に背中を押された。

　昨年の出場は熱愛報道の“みそぎ”的意味合いがあったが、今年は母の故郷・フィリピンの医療施設充実などを目的とした「命をつなぐチャリティー」に寄付をしてのチャリティー枠【注】での出場。「小さいことからやっていきたい。次も走りたいです。次はヘタリそうな人に『頑張りましょう』とか言える余裕を持ちたい」。ソロデビューを果たした秋元が来年、この舞台に帰ってくるかもしれない。

　【注】大会公式サイトで１０万円以上の寄付をした人の中から３０００人が出場できる制度。

　◆秋元　才加（あきもと・さやか）１９８８年７月２６日、千葉県生まれ。２３歳。フィリピン人の母と日本人の父を持つ。０６年２月、「ＡＫＢ４８」第２期生オーディションに合格。０９年８月からチーム「Ｋ」のキャプテンに就任。１１年、派生ユニット「ＤｉＶＡ」を宮澤佐江、梅田彩佳、増田有華と結成した。現在、フジ系「笑っていいとも！」の金曜レギュラーなどで活躍。来月２４日には出演映画「ウルトラマンサーガ」が公開される。１６６センチ。血液型Ｂ。

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