ＡＫＢ秋元「ソロデビュー」／東京マラソン

　東京マラソン（２６日、東京都庁前−東京ビッグサイト）抽選倍率９・６倍の狭き門を突破した３万６４０７人の市民ランナーらが都心を駆け抜けた。芸能界からはお笑いコンビ、オードリーの春日俊彰（３３）、ＡＫＢ４８の秋元才加（２３）らが参加。

　２年連続２度目の出場となったＡＫＢ４８の秋元才加（２３）は、５時間３４分１３秒で完走した。ゴールテープを切ると、出迎えた母親と抱き合って、「ほっとしました」と安堵の表情を見せた。

　２０キロ地点では左ひざに痛みを覚えたが、沿道でファンがｉＰｈｏｎｅで流したＡＫＢのヒット曲「ヘビーローテーション」や「フライングゲット」の歌声、さらには声援に励まされ、初挑戦だった昨年の６時間５０分６秒のタイムを１時間１５分５３秒も縮めてみせた。秋元は「１年間の自分の成長を見ることができた。タイムが縮まってうれしい」と胸を張った。それには理由があった。

　昨年の初完走から私生活も変化。仕事が多忙を極めるなか、自宅で自炊して野菜や肉をこまめに摂取するなど食に気を配り、体幹を鍛える自主トレにも積極的に励んだ。

　レース前日は会場近くのホテルに宿泊して睡眠時間を十分に確保。キャプテンを務めるチームＫの大島優子（２３）らメンバーからは激励メールをもらい、心身ともにコンディションを整えて臨んだ。次なるレースにも「走りたいですね。へこたれそうになっている人に『頑張りましょう』と笑顔を見せられるようにもなりたい」と意欲的だ。

　自身にあげたいごほうびについて問うと、「最近メンバーがソロデビューをしているので、私もソロデビューさせてほしい」と、ＡＫＢ総合プロデューサーの秋元康氏（５５）に懇願。米伝説的女性歌手、ジャニス・ジョプリンの名をあげ、「ジャニスのようなロックを歌いたいです」と高らかに目標を掲げた。

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