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携帯新周波数 4社に割り当て

2月29日 17時54分

携帯新周波数 4社に割り当て
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総務省は、通信が途切れにくいため「プラチナバンド」と呼ばれ、携帯電話向けに最適と言われる周波数帯域について、新たに最大で4つの携帯電話会社に割り当てる方針を固め、このうち1つをソフトバンクに割り当てることを決めました。

総務省は、スマートフォンの普及などに伴い、携帯電話向けの電波がひっ迫していることを受けて、地上アナログ放送などに使われていた周波数のうち、900メガヘルツ帯と700メガヘルツ帯について、新たに携帯電話用として各通信会社に割り当てる計画です。
これらの電波は、建物などを回り込む性質があって都市部などでも途切れにくく、携帯電話向けに最適なことから「プラチナバンド」と呼ばれ、すべての携帯電話会社が獲得を希望しています。
このうち900メガヘルツ帯について、総務省は、29日の電波監理審議会で、電波のひっ迫の度合いが最も高いことなどから「ソフトバンク」に割り当てることを決めました。
また、ことし夏に割り当て先を決める700メガヘルツ帯については、プラチナバンドをできるだけ多くの会社に配分する必要があるとして、最大で3社に割り当てる方針を固めました。
これによって、4社ある携帯電話会社のすべてにプラチナバンドが割り当てられる可能性が高まりました。
プラチナバンドが各社に配分されれば、電波の質の面で違いが少なくなると見込まれ、料金やサービス面での競争がいっそう激しくなりそうです。