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石舞台古墳 CG動画で復元

2月29日 20時32分

石舞台古墳 CG動画で復元
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飛鳥時代の権力者、蘇我馬子の墓という説がある奈良県明日香村の石舞台古墳について、大学などのグループが、古墳の造られた当初の姿などをコンピューターグラフィックスによる動画で復元しました。

奈良県明日香村の石舞台古墳は、7世紀初めごろに造られたとみられ、その規模などから飛鳥時代の権力者、蘇我馬子の墓という説があり、年間30万人が訪れる観光の名所となっています。
観光客からは巨大な石を組み上げた過程や、造られた当初の姿が分かりにくいなどという声が寄せられ、村は関西大学などのグループに、古墳が造られる過程や当初の姿をコンピューターグラフィックスによる動画での復元を依頼していました。
完成した動画はおよそ10分間で、石室の天井に当たる部分の77トンもある巨大な石を木製のそりや丸太を使って運ぶ様子など、古墳を造る過程が描かれています。
この動画は、来月1日から明日香村の2か所の施設で公開されるほか、今後、近畿地方を中心におよそ3000の小学校に資料として配られる予定です。
明日香村の脇田康弘課長は「多くの人に見てもらって石舞台古墳への理解を深めてもらいたい」と話しています。