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医療専門職 災害時の支援ガイド

2月29日 16時3分

災害時に管理栄養士や理学療法士などの医療の専門職が連携して被災地でスムーズに支援ができるよう、職種の説明や支援内容をまとめた冊子が完成しました。

この冊子は、東日本大震災の際、被災地に入ったものの仕事の内容がよく知られていないため、支援を始めるまでに時間がかかったことを教訓に、医療の専門職で作る「チーム医療推進協議会」が作ったものです。
14の職種について、東日本大震災で実際に行った支援の内容や災害時にできること団体の連絡先などがまとめられています。
例えば、管理栄養士は支援物資で届いた食材を整理し、栄養のバランスを考えた炊き出しの献立を作って健康状態の悪化を防ぐことができるとしています。
また、理学療法士は避難所でもできる運動を指導し、立ち上がったり歩いたりする筋力の低下を防ぐことができるとしています。
協議会は、この冊子をまず都道府県に送り、今後、希望する人にも届けたいとしています。
チーム医療推進協議会の北村善明代表は、「災害時に医療の専門職が効率的に支援できるよう自治体の方にそれぞれの専門職が何ができるか知ってもらい、今後の災害計画の中に盛り込んでほしい」と話しています。
問い合わせ先は「チーム医療推進協議会」のホームページへ。http://www.team-med.jp/
1冊120円で、別に送料が必要です。