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グーグルに個人情報保護要請

2月29日 19時52分

アメリカのIT企業「グーグル」が、これまでサービスごとに定めていた個人情報の管理方針を、来月1日から、一つにまとめて運用することに対して、政府は、プライバシーを侵害するおそれがあるという指摘が出ていることを踏まえ、グーグルに対し、個人情報の保護などを徹底するよう要請しました。

グーグルは、これまで検索サービスや電子メール、交流サイトなど60に上るサービスについて、それぞれ利用者の個人情報の管理方針を定めていましたが、来月1日から、一つにまとめて運用する予定です。
グーグルは、サービスの利用履歴やスマートフォンの位置情報などの個人情報は、これまでどおり、適切に管理するとしているのに対し、海外では、プライバシーが侵害されるおそれがあるとして行政が反対を表明する動きも出ています。
これについて、総務省と経済産業省は、29日、グーグルの日本法人に対し、個人情報が必要な範囲を超えて利用されたり、第3者に提供されたりして、プライバシーが侵害されることのないよう文書で要請しました。
これについて、グーグル日本法人は、「管理方針を一本化しても、個人情報の取り扱い方はこれまでと基本的に変わらない。引き続き法令の順守に努めたい」と話しています。