トップメッセージ

採用情報

執行役員 ニコニコ事業本部長 千野 裕司

ユーザーのニーズを最速で実現していく。それがニコニコ動画の使命。

エンジニア主導だからこそのスピード感

ドワンゴはエンジニアが集まって創業したという経緯もあり、エンジニアに与えられる裁量が非常に大きい会社です。ドワンゴの主力となっているニコニコ動画も、エンジニアの企画から生まれたサービスなのです。

一般の会社でサービスを開発する場合、技術部門は企画部門から依頼されたものを制作するだけです。しかし、インターネットで何ができるかを一番知っているのは現場のエンジニアであり、アイディアも豊富で、ユーザーのニーズに対して最適な解答を最速で出せる存在です。ドワンゴではそれを活かすべく、エンジニア自らが日常的に企画会議に参加してもらい、新しいサービスや機能を開発するという体制をとっています。後のキャリアとして企画部門に進むエンジニアも多く、ニコニコ動画が、新サービスの着想からリリースまでを驚異的なスピードで行える理由は、この体制によるところが大きいです。

自らの発想でユーザーの求めるものを開発できる。それがドワンゴのエンジニアにとって大きなやりがいとなっているのです。

PROFILE

千野 裕司

執行役員
ニコニコ事業本部長

千野 裕司
(ちの ゆうじ)

1998年ドワンゴ入社。執行役員ニコニコ事業本部長。事業と技術を併せてマネジメントを行う。1週間でニコニコ動画を復活させた際、動画配信部分を設計した経験から現在も日夜に配信クオリティ改善を続けている。


技術が人の想いをつなげ、社会を変える

私は、世の中を変えるのは人の想いであり、ネットはそれを最大限に表現できる場だと考えています。

テレビのような既存メディアは一方的に情報を流し、流行を仕掛ける存在でした。しかし、ニコニコ動画にそれはありません。ニコニコ動画はユーザーの想いを自由に表現できる場であり、その思いをつなぐ場所であり続けることを目標としています。そして私には、ドワンゴの技術力によって、人々の想いをつなげるという目標を具現化させたいという願いがあるのです。

ドワンゴの技術が人の想いをつなげた大きな事例として、先の東日本大震災におけるニコニコ動画での対応が印象的でした。ニコニコ生放送で同時配信したNHKやフジテレビの報道特番には、瞬く間に数百万件以上のアクセスが集中しましたが、ネットワークの負荷分散によって、サービスの質を落とすことなく視聴環境を維持し、累計1000万人以上のユーザーに震災時の状況を伝えることができました。
また、ニコニ広告の機能を活用した募金企画では震災発生後2日間で機能改修の開発をやり遂げ、多くの人の想いを寄付という形で被災地に届けることに成功しています。

被災地に向けた週刊少年ジャンプの無料配信を行った出版社との取り組みに際しても、スケジュールに対応するため、1週間のうちにオリジナルの電子書籍ビューワを新規開発するということもやってのけています。もちろんこの企画も大きな反響を呼ぶこととなりました。

これらは、ドワンゴの技術によって人々の想いをネットでつなぐということが、結果として、社会そのものを動かす大きな力となることを教えてくれた出来事となったのです。今後は動画のサービスを強化し、見せる側と見る側、双方向からのコミュニケーションの場を広げて、さらなる可能性を追求していきたいと考えています。

IT技術が人の想いをつなげ、社会を変える。それを直に感じられることが、ニコニコ動画の開発に携わるエンジニアたちの大きなモチベーションに繋がっています。

img02


受け身の人間はいない。問いも解答も自分で探す

ドワンゴにはさまざまなタイプのエンジニアがいます。単純に技術が好きな人もいれば、アイディアを形にしたいという人もいます。また、技術は人の求めるものを実現する手段だと考える人もいます。私はユーザーの想いを実現するという共通のモチベーションの上に立ってさえいれば、いろいろな個性があっていいと考えます。それが、ドワンゴのユニークな発想の源になっているからです。

明確なのは、ドワンゴに受け身の人間はいないということ。周りの状況を判断しながら「自分ならこうする」と積極的に行動できる人が求められます。

ユーザーのニーズに常に身を置き、自分で解を見つけて動き、その評価にさらされる。こうした刺激的なエンジニア人生を送れていることに幸せを感じています。

img03


  • MESSAGE 夏野 剛
  • MESSAGE 千野 裕司