「それがなかなか伸びていかないのは、うーん、中国というのは、縁というか人脈社会なんですよ。そこでいろんなことを解決していく。選手の獲得だってスカウトなんか1人もいない」
「どうやって選手を見つけるかというと、コーチや選手が自分と同郷の子とかを連れてくる。入団テストを受けさせてやってくれと。テストを受けさせる見返りに子供たちの親から仲介料をもらう。クラブを解雇された選手の移籍先探しも、そういう地縁とか人脈が複雑に絡み合ったルートをたどって自分で探すわけ」
■中国は人脈社会
「そういう人脈社会だから、選手起用にも弊害が出てくる。コーチがやたら『この選手はいいよ』とプッシュしてくると思ったら、そいつと同郷だったとか。そういうものでがんじがらめになっているから、八百長なんかも起こりやすい」
「私は監督になってからトップの選手を8人切って、ユースから7人、引き上げた。選手と面談すると、彼らは口々に言うんだよ。『今までは試合に出る、出ないが“関係性”で決まっていた。今年は監督が実力で判断してくれるからうれしい』と」
(続きは27日に掲載)
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