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2012年2月29日11時47分

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セシウム放出4京ベクレル 従来推計の2倍 気象研

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写真:工事が始まった福島第一原子力発電所=28日午前、福島県、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影拡大工事が始まった福島第一原子力発電所=28日午前、福島県、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影

 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって大気中に放出された放射性セシウムの総量は、最大約4京(けい)ベクレル(京は兆の1万倍)に上るという試算結果を気象庁気象研究所などがまとめ、28日公表した。

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故での放出量の約2割に相当し、従来の国内外の機関による推計値の約2倍だ。今回は北太平洋79地点で採った海水の放射能の実測値をもとに計算したのが特徴で、これまでの試算に比べ、より実態に近いと期待される。

 原発事故で放出された放射性物質の3割は陸、7割は海に広がったとされる。そのため、海のデータを考慮しないと、正確な放出量を試算することは難しい。

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