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2012年2月28日(火) 19:37 |
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高松市を提訴、派遣却下は違法か
高松市に住む聴覚に障がいのある女性が去年、手話通訳者の派遣を高松市に申請した際、高松市は派遣先が東京であることを理由に、これを却下しました。 女性は高松市の対応は、憲法の知る権利に違反しているとして、高松市に慰謝料などを求めて28日高松地裁に提訴しました。
高松市を提訴したのは、高松市に住む聴覚に障がいをもつ池川洋子さん(40歳)です。 訴状によりますと、池川さんは去年6月、長女が進学を希望する東京の専門学校の保護者説明会に参加するため、高松市に手話通訳の派遣を申請しました。 高松市は手話通訳の派遣が原則、市内に限っていることを理由に申請を却下しました。 これに対して池川さんは「娘の進路について保護者会で詳しく知りたかった」高松市の対応は知る権利を保障した憲法21条などに反しているとして、高松市を相手に慰謝料など約10万5千円を求めて高松地裁に提訴しました。 提訴について高松市の大西市長は「訴状を確認した上で適切に対応していきたい」とコメントしています。
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