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【スポーツ】五輪へ新星! 佐藤優香 トライアスロン強化記録会3位2012年2月29日 紙面から トライアスロン界の「女・川内」だ。2010年の第1回ユース五輪(シンガポール)金メダル、佐藤優香(20)=トーシンパートナーズ・チームケンズ=が28日、ロンドン五輪代表争いに名乗りを上げた。味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で行われた強化記録会に出場、スイム(800メートル)、ラン(5000メートル)の合計タイムで12人中3位になった。母親のスパルタ教育で鍛えられたという逸材が世界を目指す。 大器が五輪イヤーに真価を発揮する。「まず選考会に出られることになったら、ガツンとロンドンを決めたい」と、力強く宣言した佐藤。強化記録会で合計タイム3位。「悔しい。この気持ちのままではいられない」と、思いを一層強くした。 原点は母・栄子さん(43)のスパルタ教育だ。「小学校3年の時に、どんなものか分からないまま、母に言われるままに出て」競技を始めたが、日々の練習は厳しかった。「タイムが悪いと携帯電話を取り上げられた。いやでもやらされた」と振り返る。毎日ベストを更新しないと母親に罰を科された、マラソンの川内優輝と同じスタイルで強くなった。 もちろん感謝の気持ちも忘れてはいない。好物は「両親が作ってくれる手料理。父なら酢豚、母はカルボナーラ」。活動資金を援助してくれる心強いスポンサーでもある。今では「トライアスロンは3種目あって飽きないし、楽しい」と、すっかりのめり込んでいる。 中学までは競泳、駅伝、トライアスロンと3足のわらじを履いていたが、「オリンピックを目指したい」と、今は1本に絞った。五輪、そして両親への思いを過酷なレースにぶつけて代表をつかみ取る。 (川村庸介) ▼佐藤優香(さとう・ゆか) 1992(平成4)年1月18日、千葉県佐倉市生まれの20歳。171センチ、55キロ。内郷小3年でトライアスロンを始める。東京・日本橋女学館高では、2年時の2008年に日本選手権5位入賞。10年のユース五輪では日本勢第1号の金メダルを獲得。趣味はピアノ。 PR情報
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