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【グラニュース】


阿部バック宙宣言 J初ゴール決めてパフォーマンス

2012年2月29日 紙面から

今季こそJ初ゴールを狙う名古屋グランパスのDF阿部=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスのDF阿部翔平(28)が28日、ド派手な「宙返り」ゴールパフォーマンスの実行へ意欲を見せた。阿部はJ通算6年間で165試合に出場して得点は「0」。今年こそ念願のJ初ゴールをたたき込み、得意のバック宙でファンと喜びを分かちあう。

 選手たちから驚きの声がもれた。28日の練習の合間、「やってみろよ」という周囲の声に押されるように、阿部が助走を開始。バック転から華麗なバック宙をピタリと決めた。阿部は「体操は昔から得意だったんです。小学生のころにはできていました」とニコリ。ウルトラCの大技に触発されたDF闘莉王が「オレも」とでんぐり返しをする“おまけ”も付いた。

 阿部は「ゴールパフォーマンス? 余裕があったらやってみたいですね」とグラウンド上での再現に意欲満々。かつては元日本代表FW城彰二やドイツ代表のFWクローゼらがゴールを決めた後に宙返りを決め、観客を魅了した。阿部のバック宙もスタンドを熱狂させることは確実だろう。

 パフォーマンスを披露するには点を取らなければならない。サイドバックというポジション柄もあってJリーグでは無得点だが、ゴールへの意欲は失ってはいない。グランパスで同期だったDF竹内彬(28)とは、「どちらが先に点を取るか」をひそかに競い合っていた。その竹内は昨季J2千葉へ移籍し、一気に7得点を挙げた。阿部も黙ってはいられない。

 今季はストイコビッチ監督が3バックを本格テストしている。3バックでは阿部のポジションは高い位置に上がり、「シュートは打ちやすくなる」と言う。もともと市船橋高時代はサイドハーフで、ミドルシュートは悪くない。

 阿部は「ここまできたら、逆の記録(無得点記録)を作っちゃってもいいですね」とおどける。当然、本心は違う。左サイドからの強烈なゴール、そして華麗な宙返りを、誰もが待っている。

(木村尚公)

 

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