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【大リーグ】

青木は英語恐怖症 「知恵熱みたいなのが出た」

2012年2月29日 紙面から

 【メリーベール(米アリゾナ州)穐村賢】これもメジャーの洗礼!? ブルワーズの青木宣親外野手(30)が27日(日本時間28日)、英語アレルギーに陥っていることを明かした。自慢の打撃ではメジャーに適応しつつあるが、やはり言葉の壁を乗り越えるのは至難の業。本業に影響しなければいいのだが…。

 ある程度は想定内の出来事とはいえ、青木の悩みは深刻だった。「昨日、知恵熱みたいなのが出ました。英語ですよ、やっぱり」。英語アレルギーの発症。毎朝、勉強のために英語の新聞を読んでいるが、付け焼き刃で英語力が向上するほど甘くはない。

 約1週間後には実戦がスタート。「試合に集中できるように、試合前はなるべく英語を聞かないようにする」。本業の野球に全神経を集中するため、そんな“苦肉の策”まで用意する始末だ。

 キャンプ3日目を迎えたこの日は前日に続き、実際の投手が投げる実戦フリー打撃の打席に立った。通常メニューには組み込まれていないものの「実戦から遠ざかっているし、(球筋を)見ると見ないでは全然変わってくる」と自ら志願。23球中15スイングと積極的にバットを振った。

 長身から伸びのある直球を投げ込む守護神アクスフォードの投球には「やっぱり球が速いし、力のある球を投げてくる」とその実力を肌で感じた様子。その後のフリー打撃ではセンターを中心にライナー性の打球を連発させるなど、青木らしい打球が見られるようになってきた。

 調整に関してはまさに順風満帆だけに、やはりどうしても気になるのは言葉の壁だ。「これほど頭が痛くなるとは思わなかった。話聞く時、集中してるから。普段だったらそんなところで集中力を使わない」と青木。報道陣から「どこかの瞬間で(英語に)慣れるときもある」と振られると「早く来いって思いますよ」と真剣なまなざしで答えていた。

 

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