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【プロ野球】

中畑監督 併殺日本一を目指す

2012年2月29日 紙面から

4回裏1死、左越えソロで生還した後藤(左)を迎えるDeNAの中畑監督=沖縄・宜野湾市立野球場で(北村彰撮影)

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 DeNAの中畑清監督(58)が新たな目標に「日本一ダブルプレーを取る」と掲げた。開幕戦の相手・阪神との練習試合は一度は逆転されたが追いついて、6−6の引き分け。負けなかった要因の一つに挙げたのが、終盤の併殺だった。4番手の加賀が8回に阪神の大物ルーキー・伊藤隼に中前打を浴び、勝ち越しの走者を許した。しかし続く岡崎を二ゴロに仕留め、藤田がベース寄りでつかんで素早く遊撃手の梶谷にトスし、一塁にも転送。一瞬にして阪神の攻撃の芽をつみ取った。

 引き分けたが、ベンチ前で、選手をハイタッチで迎え入れた中畑監督も満面の笑み。「藤田が難しい打球を処理してくれた。うちはカズ(白井内野守備走塁コーチ)の下、ダブルプレーを日本一取ることを目標にやっているからね」

 DeNAの昨季併殺は112個。1試合当たり0・77個で、リーグ4位。両リーグでは最多が西武の135個で、DeNAは5位。25日の巨人戦とのオープン戦では機動力を発揮し快勝。このときも2併殺を完成させた。1点を許さない守りは、1点をもぎ取る野球と表裏一体だ。

 「勢いがつくよね。みんなで(2つアウトを)とったような気になるからね」と中畑監督。投手陣がある程度、走者を許すのは織り込み済み。それを逆手にとって、併殺から勢いにする。これが、中畑流だ。 (後藤慎一)

 

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