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“悪魔の連鎖”発言は個人の心情

2月28日 13時52分

“悪魔の連鎖”発言は個人の心情
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枝野経済産業大臣は、閣議のあとの会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故の検証を進めてきた民間の事故調査委員会に対し、「東京でも避難が必要になる『悪魔の連鎖』が起きるおそれがあると思った」と述べたことについて、個人の心情を話したもので、政府内で具体的な事態を検討したものではないという認識を示しました。

この中で枝野経済産業大臣は、原発事故の民間の事故調査委員会に対する発言について、「3月14日から15日にかけての当時の心情を申し上げたもので、例えば東京が避難せざるをえないようなことになるかもしれないという危機感を持って仕事をしていたということだ」と述べ、個人の心情を話したものだという考えを示しました。
そのうえで、枝野大臣は「当時は、専門家でもない私が、個人の印象や危機感を無責任に申し上げる立場ではない。政府としてそれぞれの機関や専門家の評価、判断についてしっかりと伝えていた。具体的に政府内で検討したり、報告があったわけではない」と述べ、当時、政府内で東京でも避難が必要になるような事態を検討したことはないという認識を示しました。