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農相 作付け制限を近く決めたい

2月28日 11時42分

鹿野農林水産大臣は、28日の閣議のあとの会見で、一般食品に含まれる放射性物質の新たな基準が適用されることを受けて、安全を最優先にことしのコメの作付け制限の方針を近く決めたいという考えを示しました。

農林水産省は平成23年産のコメの検査で1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性物質が検出された地域では、ことし収穫されるコメが新たに適用される一般食品の放射性物質の基準を上回るおそれがあるとして、ことしの作付け制限について、福島県など地元自治体と協議を続けています。
これについて、鹿野農林水産大臣は、閣議のあとの記者会見で「安全の確保がいちばん大事なことではないか。消費者に安全なものだけが出回るということを納得してもらえる状況、そして、生産者の意欲をできるだけ大事にしたいという考え方で、最終の詰めをしているところだ」と述べ、ことしの作付け制限にあたっては食の安全を最優先にすることを強調しました。
そのうえで、鹿野大臣は「作付けに影響しないように何とか今月中を念頭に早急に考え方を示したい」と述べ、ことしの作付け制限について、近く方針を決めたいという考えを示しました。