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“ビッグデータ”の大展示会

2月28日 19時3分

パソコンやスマートフォンなどでやり取りされる膨大な量のデータを、企業が集めて分析して広告などに活用する「ビッグデータ」と呼ばれるビジネスの初めての大規模な展示会が、28日から東京で始まりました。

この「ビッグデータEXPO」は、大手電機メーカーやIT企業などが参加して、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれました。
スマートフォンや交流サイトなどの普及に伴って、インターネットを流れるデータの量はここ数年、飛躍的に増えており、こうした膨大なデータを広告や商品の開発などに再利用する「ビッグデータ」と呼ばれるビジネスに世界的に関心が高まっています。
このうち展示会に参加した大手電機メーカーのサービスは、自動車のカーナビと企業を結んで、乗っている人の年代や性別や、車の位置情報などのデータを分析し、場面に応じて最適な広告を表示するものです。
出展したメーカーの担当者は「大量のデータを分析することで、利用者に役立つ新しいサービスを作っていきたい」と話していました。
ビッグデータを巡っては、利用者のさまざまな情報を企業が活用することに対して、プライバシーの侵害を懸念する声も上がっており、利用者への説明方法などが課題になっています。
この展示会は29日も東京・千代田区の東京国際フォーラムで開かれます。