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【芸能・社会】

淡路「私の自慢のお姉ちゃんです」 淡島千景さん葬儀

2012年2月27日 紙面から

手を合わせ、淡島千景さんの出棺を見送る宝塚の後輩の朝丘雪路(右)と鳳蘭(左)ら(石井裕之撮影)

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 16日にすい臓がんのため87歳で亡くなった女優淡島千景さんの葬儀・告別式が26日、東京都文京区の護国寺桂昌殿で営まれ、女優の淡路恵子(78)、朝丘雪路(76)、鳳蘭(66)ら350人が参列、故人と最後の別れをした。

 棺の上には、淡島さんが大好きだった深紅のバラ。淡路さんを「お姉ちゃん」と呼び、慕っていた淡路は「62年間、本当にありがとうございました。私のあこがれの、自慢のお姉ちゃんでした。これも順番ですから、お別れは言いません。行ってらっしゃい。またあちらの世界でもお姉ちゃんになってください」と涙ながらに弔辞を読んだ。

 淡島さんの日本舞踊の師匠だった花柳壽輔(80)は「昨年3月の私の傘寿の会が2人だけで踊った、最初で最後になったのが悲しいです。一緒にけいこやおしゃべりしたのがせめてもの恩返しになったと思っています」などと語り掛けた。

 喪主を務めたおいの中川徹也さん(57)によると、淡島さんは晩年は体調を崩すことも多く、この1年は親族らと過ごす時間が多くなった。今年の元日は親族らと過ごし、ステーキやアワビを食べたり、初めてノンアルコールビールを口にして「おいしい」と喜んでいたという。出棺では淡島さんが在籍した宝塚歌劇団の後輩たちが劇団の愛唱歌「すみれの花咲く頃」を合唱して見送った。

 

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