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【芸能・社会】タレントランナー歓走 魚住フリーアナ、西谷綾子ら2012年2月27日 紙面から
26日に開催された「東京マラソン2012」には、芸能界からも多数のランナーがエントリーした。東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)の新番組「チャレンジ ランニング」(土曜午後0時30分)にレギュラー出演するフリーアナウンサー魚住咲恵(30)とタレント西谷綾子(25)も初参加。西谷は自己ベストを7秒更新し、魚住は右ひざの痛みをこらえながら目標タイムの4時間30分に何とか滑り込んだ。市民マラソン界のニューアイドルたちが走ることの楽しさを実践的に証明した。 ◆魚住フリーアナ 絶叫ゴール「4時間半切れた〜!!」。魚住は思わず絶叫した。4時間29分30秒。あと30秒遅ければ届かなかった目標タイムを何とか上回った。 元岡山放送のアナウンサーだった魚住は、グルメ番組のリポーターも担当していたため、ダイエット目的で始めたのがマラソンだった。2009年、那覇マラソンに初挑戦し、5時間17分31秒で完走。フリーに転向後、昨年は大阪マラソンで4時間14分20秒の自己ベストを出した。進化し続ける自らの走りにさらなる可能性を求めて臨んだ3回目のフルマラソン。ところが、思わぬアクシデントが待ちうけていた。 今年1月。調子が良すぎてつい走りすぎてしまい、右ひざに痛みが。診断の結果は腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎。大会直前まで走る練習ができなかった。 この日も、5キロ手前から痛みが出始めたという。暗雲が立ち込める中、街頭の声援に救われた。「品川の折り返し地点あたりから、皆さんがハイタッチをしてくれたので、痛みも気持ちも楽になりました」 自己ベスト更新はならなかったが、けがを織り込んで設定した目標タイムには届いた。それでも決して満足していない。「もう、こうやって悔しい思いをしてレースをしたくないので、体作りをし直してリベンジします」 ◆西谷綾子 すごい!!3時間15分西谷は7回目のフルマラソンで見事に自己ベストを更新した。昨年11月の神戸マラソンでの記録を7秒縮める3時間15分50秒。その美ぼうと実力は市民ランナーにもよく知られており、ゴール後は「おつかれさま!」「すごいね!」と祝福の握手攻めにあった。 それでも西谷は「15分切りが目標だったので悔しい」と身をよじった。「Qちゃんが『達成したら、お泊まりに来ていいよ』って言ってくれてたんです…」。姉のように慕うシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(39)と約束した“ご褒美”がお預けになってしまった。 高橋さんからは「前半はリラックス、後半は思いきり」とアドバイスされていた。しかし「リラックスしすぎたかな。いろんな方の声援がうれしくてオーバーペースになって。25キロあたりから遅くなっちゃった」。5キロごとの目標タイムをびっしり書き込んだ左手の甲を見せて頭をかいた。 次は7月1日にオーストラリアで開催されるゴールドコーストマラソンに出場予定。「今度こそ15分を切ります」と声を弾ませ、今回の自分へのご褒美については「1カ月我慢した、焼き肉とビールです」とおちゃめに明かした。 ◆才加「ソロデビューさせて〜!」2年連続出場したAKB48の秋元才加(23)は5時間34分13秒で完走。昨年の6時間50分6秒から大幅に記録を伸ばし、報道陣からご褒美を問われると「ソロデビューさせてください。ロックがいい」と満面の笑みで答えた。 “涙の復活走”から1年。秋元は「皆さんの声援もあり、一歩一歩自分の成長を見ることができた。5時間半にいったら最高と思っていたのでうれしい」と冷静に振り返った。 食事で肉を食べるよう心がけたり、体幹トレーニングや早めの就寝など努力を重ねてきた。前日の食べ過ぎや、20キロ付近では古傷の左ひざ痛も再発したが、地道な努力が実を結んだ。「マラソンって人生かな。AKBと一緒。次も走りたい」と早くも来年を見据えた。 ◆「げんきーず」宇野 猫に負けた芸能界最速記録が期待されたお笑いコンビ「げんきーず」の宇野けんたろう(29)は、故障を抱えたまま2時間38分19秒でゴール。主な芸能人の中ではトップだったが、目標の猫ひろし(2時間30分26秒)や自己ベスト(2時間37分5秒)に届かなかった。 スタート前から左臀部(でんぶ)の肉離れと座骨神経痛に悩まされていた宇野は痛み止めを飲んで出場。20キロすぎで薬の効果が切れると激痛と脱水症状に襲われ、ゼッケンの安全ピンを尻に突き刺して痛みを散らしながら激走。完走後にひざをついて苦渋の表情を浮かべた。所属する吉本興業の広報担当者から一発ギャグの冷酷な指令が下ると「レーッツ、ランニング…」とポーズを作り芸人魂を発揮。最後は関係者が用意した車いすで退場した。 前日に猫から励ましのメールをもらっていた宇野は「ベストコンディションならカンボジア人(猫)には負けない」とリベンジを宣言。一方、相方のたつや(30)は3時間23分21秒と自己ベストを大幅に更新。「目標は相方を抜くこと。昔の宗兄弟のようになりたい」と意気盛んだった。 ◆オードリー春日 5時間44分日本テレビ系「ヒルナンデス!」の企画で出場したお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(33)は、初マラソンにピンク色の全身タイツで挑み、5時間44分50秒で完走。ひざはガクガクで、スタッフに肩を支えられながらも「人間の体の能力と精神力を試すのに、ちょうどいい距離ですね」と涼しい顔で語っていた。 ◆元K−1戦士のホーストも完走オランダ国籍の元K−1選手アーネスト・ホースト(46)は5時間16分46秒で完走した。ふくらはぎを痛めていたそうで「26、27キロあたりが大変だったけど、フルマラソンを完走できてうれしい。アンシンデス」。 PR情報
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