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【大相撲】

把瑠都が東の正位に 春場所の新番付発表

2012年2月28日 紙面から

 日本相撲協会は27日、昨年に八百長問題のため中止して2年ぶり開催となる大相撲春場所(3月11日初日・大阪府立体育会館)の新番付を発表した。1月の初場所で初優勝し、今場所で初めて横綱昇進に挑む大関把瑠都(27)=尾上=が東の正位に就いた。日本人大関の2人は稀勢の里が東、琴奨菊は西。

 1月の初場所でエストニア出身では初の優勝を飾り、今場所は綱とりがかかる大関把瑠都。3場所連続で東の正位に就き、大阪府大東市の尾上部屋宿舎での記者会見では「初日から白星で最後までいきたい」と、全勝での2場所連続優勝を宣言した。

 まだインクの香りが漂う新しい番付表を手に取ると、三役など上位陣の顔ぶれが代わった点を指摘。「対戦相手が違ってくるのですごく楽しみ」と闘志を高めた。

 12日から19日まで、エレナ夫人の実家があるロシアのウラジオストクへ里帰りしていた。最高気温がマイナス7度という極寒の地とあって、「寒くてあまり外へ出なかった」と苦笑い。だが「現地のおいしいものを食べた。相撲に詳しい人もいて、あちこちで盛り上がった。人々は温かくて優しかった」と英気を養ったようだ。

 春場所は2006年に全勝で十両優勝、10年には14勝1敗で大関昇進を決めるなど相性抜群。「大阪は縁起のいい場所。相撲に集中できるんです」とゲンの良さをアピール。注目される綱とりには「もちろん狙っていく。大事なのは初日から3日目ぐらい」と序盤をポイントに挙げた。

 「プレッシャーはあるが、考えすぎると硬くなる。とにかく前へ前へ。迷わないで、思いっきりぶつかっていく」と自然体で乗り切る構えだ。 (竹尾和久)

 

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