中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

柏1−0辛勝 多難の船出

2012年2月27日 紙面から

◇プレシーズンマッチ ちばぎんカップ 柏1−0千葉

 昨季のJ1で初優勝を飾った柏が26日、千葉市・フクダ電子アリーナでプレシーズンマッチのちばぎんカップでJ2千葉と対戦し、1−0で辛勝した。今年初めての対外試合となった柏は相手のミスからFW工藤荘人(21)の決勝点を奪ったが、連係面に大きな課題を残す戦いぶり。リーグ2連覇、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を目指す2012年は多難の船出となった。

 勝利が決まった瞬間、ピッチ上の柏の選手たちは、しきりに首をひねった。J1連覇を狙うチームは今年初の対外試合で、連係面の大きな課題を露呈してしまった。

 不発に終わった前半を、FW田中は「裏へのボールがあれば、相手の高いDFラインを下げられたし、セカンドボールをひろって、チャンスもつくれた」と振り返った。先発した田中、北嶋の2トップは相手DFラインの裏へ抜け出す動きを繰り返すが、裏へのボールが少なく、北嶋はオフサイドを繰り返した。

 田中のシュートは0本。DF近藤が「2トップの1人が下がり、1人が裏を狙うならね。2人とも裏では…」と明かしたように、周囲とは意識のズレがあった。

 後半9分、相手DFのバックパスミスから、FW工藤が決勝点を奪い、勝利したが、最後まで攻撃はかみ合わず、リカルドロボ加入で定位置争いが激化したFW陣には連係という宿題が残った。

 「想定の範囲内」と、ネルシーニョ監督は試合後、自信満々だったが、3月3日の富士ゼロックススーパーカップ・FC東京戦に向け、不安をみせた2012年初戦だった。 (相原俊之)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ