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【大リーグ】青木が始動、定位置取りアピール 愛称は「ニンジャ」2012年2月27日 紙面から ニックネームは「ニンジャ(忍者)」だ。ヤクルトからブルワーズへ移籍した青木宣親外野手(30)が25日(日本時間26日)にキャンプイン。真新しい背番号7のユニホームを着て、キャッチボールやフリー打撃などで約2時間、汗を流した。日本では3度の首位打者に輝いた青木もここメジャーでは、レギュラーを確約されていない身。全体練習後には早速、居残りでの特打も行い、定位置奪取に向けてアピールした。チームメートからありがたい(?)愛称ももらい、まずはメジャーリーガーとしての確かな第1歩を踏み出した。 外野陣の中心に青木がいた。キャッチボールが終わり、外野手がミーティングの輪をつくると、突然その中から「ニンジャ」の声が飛んだ。一同、大爆笑の中、命名されたのは青木の新しいニックネーム。昨季のナ・リーグMVPでチームの中心選手でもあるブラウンが「動きがスムーズで速いから」との理由から「ニンジャ」を選んだ。 このあだ名に青木本人は「日本人のイメージなのかな」と苦笑いしたが「仲間と親しくコミュニケーションがとれるのが重要。それが話の種になるのならば『ニンジャ』でもいい」と歓迎。ノックの打球を受けるときも、捕球のたびに同僚やコーチから「ニンジャ」の声が掛かり、早くもチームに溶け込んでいるようだった。 練習では和気あいあいとした雰囲気でも、外野の定位置争いはし烈そのもの。禁止薬物使用疑惑で開幕から50試合出場停止の可能性があったブラウンが“無罪放免”となったことで、青木の出場機会にも影響が出ることになった。 レネキー監督はハート右翼手の一塁コンバートについて「今キャンプで少しは守ると思うが、今のところ考えていない」と否定的で、左翼ブラウン、右翼ハートとこの2人は不動の状況。青木がポジションを争う中堅にも昨季、打率3割をマークしたモーガンや好守のゴメスがいる。青木は「打って走って守って。その三つを全部見せて、競争に勝っていきたい」とレギュラー取りに向け、キャンプ初日から志願の居残り特打で体をいじめ抜いた。 「上を見たら空しかない環境。気持ち良く野球ができました」。大学時代から憧れ続けた夢の舞台で、日本屈指の安打製造機がメジャーリーガーとして“勝負”のキャンプをスタートさせた。 (穐村賢) PR情報
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