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【プロ野球】

星野監督 若手投手にカミナリ

2012年2月27日 紙面から

ヤクルトとのオープン戦が雨天中止になり、浮かない表情でいすに座る楽天の星野監督=浦添市民球場で(北村彰撮影)

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 楽天の星野仙一監督(65)が26日、怒りでキャンプを総括した。チームはヤクルトとのオープン戦(浦添)が中止となったこの日に沖縄での練習を打ち上げたが、塩見、井坂、長谷部、戸村ら若手投手が対外試合で炎上。エース・田中以外はふがいない投手陣にカミナリを落とした。

 「日本の若者が…という不満は持っている。大きな不満だな」。声に明らかな怒気がこもっていた。打者については「メンタルと体力は進んだレベルになった」と評価した一方で、誤算として、若手投手を挙げ「めちゃくちゃ不満です!!」と切り捨てた。

 無理もない。今年の楽天キャンプの大きなテーマは“ポスト岩隈”の発掘。星野監督は自主トレから、候補たちの尻をたたいてきた。しかし、長谷部が21日の巨人戦で4失点、井坂が24日のサムスン戦で3失点と崩れ、頼みの綱と思っていた塩見も25日の日本ハム戦で5失点。せっかくのチャンスをモノにできないうえに、ローテを自分で勝ち取ろうという覇気も伝わってこない。我慢がならなかった。

 「何で取らんのか、欲しくねぇのかな。そう見ているんだけどね」。ぶぜんと語る星野監督は今後についても「サバイバルというほどじゃねぇよ」。キャンプMVPや採点は口にしなかった。イライラは沸点に達した様子。今後もふがいない投球が続けば、ド級のカミナリが落ちることは間違いない。 (川越亮太)

 

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