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【プロ野球】

中畑監督「インフルのおかげ」 キャンプ総括 一体感生まれ100点

2012年2月28日 紙面から

練習の最後に、日本代表に選出された渡辺直人(右)にユニホームを手渡し笑顔のDeNAの中畑監督=沖縄・宜野湾市営球場で(武藤健一撮影)

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 まさに災い転じて福となす…だ。DeNAの中畑清監督(58)が27日、宜野湾キャンプを総括。インフルエンザで隔離生活を送り、選手から“いじられキャラ”となったことでチームの一体感が生まれた−と自ら100点満点の採点を下した。「一番印象に残ったことは?」。報道陣の質問に中畑監督は、間髪入れずに答えた。

 「一にも二にもインフルエンザです。その空気のおかげで、いい意味で選手とのコミュニケーションがとりやすくなった。面白い監督だなと思ってもらった」

 3日から4日間、インフルエンザで離脱した指揮官。選手もいきなりズッコケた中畑監督に親近感を抱いたようで、復帰後は軽口をたたきパフォーマンスをする選手が続出した。

 「もともと(私は気持ちが)入りやすいんだけど、受け入れやすい環境になったかな。(選手が)突っ込みやすくなった。(一応)監督なんだ、この野郎と言っているんだけど…」

 就任以来「熱いぜ!!」をスローガンに、今キャンプも積極的に声を出すことを選手に求め続けた。巨人戦前には古巣との決別宣言。オープン戦とはいえ、価値ある白星ももぎ取った。

 「インフルエンザで(首筋が)『寒いぜ!!』だったけど、終わってみたら選手が『熱いぜ!!』だった。公式戦では負けているときにも“免疫力”を掲げたい」

 28日は、阪神と練習試合。3月30日の公式戦開幕戦の相手とあって、中畑監督の鼻息も自然と荒くなる。「開幕で戦う相手。和田タイガースに思いっきりぶつかりたい」。本格的な実戦がスタートを迎え、中畑DeNAがいよいよその“進化”が問われる。 (後藤慎一)

 

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