去年、愛知県岩倉市で車9台が衝突し、母親と9歳の子どもが死亡した事故で、逮捕された79歳の男性について、検察は「突発性のてんかんによる発作が原因で、事故は予測できなかった」として不起訴にしました。
遺族は処分を不服として検察審査会への申し立てを検討しています。
去年7月、愛知県岩倉市の県道で乗用車など9台が衝突し、追突された車を運転していた愛知県江南市の松原国代さん(当時39)と長男の優希くん(当時9)が死亡しました。
警察は、最初に衝突した車を運転していた79歳の男性を逮捕しましたが、名古屋地方検察庁一宮支部は、男性を処分保留のまま釈放して自動車運転過失致死傷の罪に問えるか捜査を続けてきました。
その結果、「突発性のてんかんによる発作が原因で、男性に持病との認識はなく、事故は予測できなかった」と判断し、男性を嫌疑不十分で不起訴にしました。
松原さんの遺族は、この処分を不服として検察審査会への申し立てを検討しています。
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