イタリア検察当局は17日までにスイス当局の協力を得て6兆ドル(約470兆円)分の偽造米国債を押収し、国際的な詐欺グループのメンバー8人を詐欺容疑で逮捕した。
ANSA通信などによると、検察当局がマフィアの高利貸事件を捜査するなかで、詐欺事件の情報をつかみ内偵。偽造米国債は1934年発行と記されており、2007年に香港からスイス・チューリヒの信託ファンドに移されていた。
グループは、偽造国債を新興国に売りつけるもくろみだったとみられる。だまし取った資金でナイジェリア人からプルトニウムを購入しようとしていたという。
検察当局は、在ローマ米大使館の専門家から偽造品との確認を得たという。6兆ドルは、米国の現在の債務の3分の1超に相当する額。(ローマ=石田博士)