 |
2012年2月27日(月) 19:45 |
|
 |
29日から本格的な海底調査開始
水島コンビナートの海底トンネル事故は発生から20日が経ちました。 工事元請けの鹿島は、トンネル横穴の先端付近で見つかったくぼみなどの海底調査を29日から本格的に開始することにしています。
鹿島が独自で行う調査は、事故のあったトンネルの横穴部分、およそ160mの範囲の海底で実施するものです。 トンネルの先端付近の海底で見つかったくぼみの正確な位置や、掘り進めた横穴のほかの場所に崩落した痕跡がないかなどを調査船で調べます。 調査船は27日午後、現地に到着したということで、28日は準備などを行い、29日から本格的に調査が行われることになっています。 また、現場のたて穴では、泥が舞い上がってダイバーの視界が確保できないことなどから、27日朝から85トンの真水を注入して、海水の透明度をあげ、土砂の除去などが進められています。 しかし、依然として行方不明となっている作業員2人につながる手がかりは発見されていません。 一方、鹿島は、復元されたパソコンのデータの解析を進めた結果、掘削機が掘った土砂の排出量や、掘削した穴とトンネルの壁となる「セグメント」の隙間を埋める作業について、異常がなかったことを明らかにしました。
|
|