仙台市が東日本大震災を経験した市民を対象に行ったアンケートで、避難所生活で必要だと思う物は「暖房」が最も多く、次いで多かったのは「携帯電話の充電器」でした。仙台市はアンケート結果を平成24年度中に策定する新しい地域防災計画に反映させることにしています。
このアンケートは、仙台市が、去年11月から12月にかけて無作為に抽出した市民1万5000人を対象に行い、およそ半数に当たる7565人から回答を得ました。
避難所で生活するうえで特に必要だと思う物は何か複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは▽暖房器具で42%、▽次いで携帯電話の充電器が34%、▽発電機と防寒具がそれぞれ30%、▽ラジオが28%、▽テレビが17%でした。
また、3月11日の巨大地震の発生時の避難について、津波で浸水した地域にいた人312人に聞いたところ、津波が来る前に避難した人は69%にとどまり、津波が来るのを見てから避難した人が10%、避難しなかった人も14%いました。
すぐに避難しなかった理由は「津波が来ると思わなかった」が最も多く、次いで「津波情報が分からなかった」でした。
仙台市では、今回のアンケート結果を反映させた新しい地域防災計画を平成24年度中に策定することにしています。
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