第63回「広告電通賞」総合賞にサントリーホールディングス①
第63回「広告電通賞」の入賞作品が決まった。総合広告電通賞は、サントリーホールディングスが2年連続20回目の受賞。5月28日に千代田区の帝国ホテル東京で開催された最終選考委員総会=写真=で決定した。贈賞式は7月1日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開かれる。
サントリーホールディングスは、「ラジオ」「セールスプロモーション」の広告電通賞と、最優秀賞6点、優秀賞5点を獲得し、総合賞に輝いた。
広告電通賞の「新聞」は東芝、「雑誌」は味の素、「ポスター」は郵便事業、「テレビ」はアデランスホールディングス、「インターネット」はドミノ・ピザ ジャパン、準広告電通賞の「新聞」は東芝、「テレビ」は日本生命保険が受賞。「ダイレクト広告賞」は中央共同募金会、「ベストキャンペーン賞」は資生堂、「キャンペーン賞」はアデランスホールディングス、
「環境広告賞」は東芝が獲得した。
最終選考委員総会では、初めに広告電通賞審議会の広瀬道貞副会長(日本民間放送連盟会長)が、「社会を活性化する意味でも、広告コミュニケーションの役割はますます重要になってきている。来年7月にはテレビのデジタル化が完了し、大画面、高音質の媒体が広告を一段と迫力ある形で演出するようになる。新しい広告技術の開発と共に、優れた感性と人間味あふれる広告活動を期待している」と述べた。
続いて、議長に選出された同審議会の佐藤安弘理事長(全日本広告連盟理事長)が、「メディアに対する消費者の意識や接し方などコミュニケーション環境は大きく変化した。さまざまな価値観が共存する中で、個性ある作品が集まった。企業は広告表現の新しい可能性にチャレンジしてほしい」とあいさつした。
選考対象の作品総数は、全国5地区(東京・大阪・名古屋・九州・北海道)で計2268点。このうち種目別の最終選考専門委員会が463点を審査した。総会では、佐藤信彦(新聞)、田中泰行(雑誌)、中森陽三(ポスター)、島崎紘而(ラジオ)、嶋田一治(テレビ)、船橋誠(セールスプロモーション)、石井龍夫(インターネット)、亀井昭宏(ダイレクト広告)、山崎広直(ベストキャンペーン、環境広告)の各座長が選考結果を報告し、その後、それぞれの広告電通賞、準新聞広告電通賞、準テレビ広告電通賞、部門別の最優秀賞と優秀賞、ダイレクト広告賞、ベストキャンペーン賞、キャンペーン賞、環境広告賞を承認した。
②へ続く→