日本政府、台湾メモリーに出資へ=台湾経済部長

2009年 06月 8日 08:38 JST
 
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 [台北 6日 ロイター] 台湾の尹啓銘・経済部長が6日、ロイターに対し明らかにしたところによると、日本政府は、台湾政府がDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)業界支援に向け設立する新メモリー会社、台湾メモリー(TMC)に出資する方針。

 尹経済部長はロイターに対し、日本政府はTMCに出資すると述べた。ただ、詳細については明らかにしなかった。日本の経済産業省からのコメントは得られていない。

 台湾の中央通信社によると、日本政府はTMCに台湾政府と同額出資する見通し。

 尹経済部長は「事業計画が近くまとまる」と述べ、まとまり次第TMCは国家開発基金に資金の申請を行うと語った。また、TMCは政府資金を申請するほかに域内外の投資家候補5―10社と協議しているという。

 政府・業界筋が今年に入り明らかにしたところによると、台湾政府はTMCに最大100億台湾ドル(3億米ドル)出資し、TMC株50%未満を取得する見通し。TMCは日本のエルピーダメモリ(6665.T: 株価, ニュース, レポート)を技術提携先として選んでいる。

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 6月6日、尹啓銘・経済部長は日本政府が台湾メモリーに出資すると述べた。写真は台湾Nanya製のDRAM。3月5日撮影(2009年 ロイター/Nicky Loh)
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