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 第84回米アカデミー賞で作品賞を受賞した「アーティスト」の関係者=26日、ロサンゼルス(ロイター=共同)

 第84回米アカデミー賞で作品賞を受賞した「アーティスト」の関係者=26日、ロサンゼルス(ロイター=共同)

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 第84回米アカデミー賞授賞式が26日(日本時間27日)、ロサンゼルスで開催され、仏の無声白黒映画「アーティスト」が作品賞を含む最多5部門で受賞した。サイレント作品が受賞するのは第1回の「つばさ」以来83年ぶり。また、主演女優賞には「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のメリル・ストリープが選ばれ、助演女優賞を含め、3度目のオスカー獲得となった。

 1年を締めくくる米映画界最高の舞台、歓声の中心にあったのは「無声映画」の快挙だった。

 「アーティスト」は、サイレントからトーキーに移り変わる時代のハリウッドを舞台に、時代に翻弄(ほんろう)されるスター俳優の姿を白黒の無声映画として描いた作品。サイレント映画が作品賞を受賞するのは、第1回の「つばさ」以来、実に83年ぶりの出来事で、仏映画の作品賞受賞は初の快挙となった。

 監督賞も受賞した同作のミシェル・アザナビシウス監督(44)は「この作品は、人生には素晴らしいと感じられる日がたくさんあるということを教えてくれた。今日はまさにその日です」と時代を超えたサプライズに大喜び。サイレント時代の作品を原点に「サンセット大通り」など名作を残し、「アーティスト」製作のインスピレーション源になったという名匠ビリー・ワイルダーへ向け「感謝をささげます」と話した。

 同作は、主演男優賞、作曲賞、衣装デザイン賞の計5部門を受賞。撮影賞、美術賞などを獲得した「ヒューゴの不思議な発明」(マーティン・スコセッシ監督)と並んで最多部門での受賞となった。初ノミネートで初受賞した主演男優のジャン・デュジャルダン(39)は「(作品の主人公の)ジョージが話せるのなら、こう言うでしょう。『皆さん、愛してる!』」と絶叫、喜びを体いっぱいに表現していた。

 「人生はビギナーズ」で助演男優賞に輝き同賞を初受賞したクリストファー・プラマー(82)は、75年に80歳で受賞したジョージ・バーンズの最高齢記録を更新。オスカー像を見つめ「君は2歳しか年上じゃないのに、何で今まで会えなかったんだ」とちゃめっ気たっぷりに語った。

(デイリースポーツ提供)

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