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2012年 2月27日
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祖母山のふもとでニホンカモシカ保護 [17:53]
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国の特別天然記念物「ニホンカモシカ」。九州では絶滅の恐れがある「ニホンカモシカ」が27日祖母山のふもとで衰弱した状態で保護されました。
27日午前7時30分ごろ豊後大野市緒方町で木を伐採するため山に入った男性が衰弱しているニホンカモシカを発見し、地元の人が保護しました。保護されたニホンカモシカは体長が50センチ、体重20キロほどの子どもです。衰弱していたため県の職員が駆けつけ竹田市内の獣医が手当てをしました。ニホンカモシカは本州や四国、九州に生息していて国の特別天然記念物に指定されています。生息する地域のうち九州は減少傾向にあり環境省は「九州では絶滅の恐れがある」としています。県教委では去年から熊本と宮崎と協力して実態調査を行っていて、祖母山系を含む九州山地ではニホンカモシカが500頭前後しか生息していないとみられています。ニホンカモシカはニホンジカの増加によるエサ不足や皮膚の感染症などで減少が続いています。今回保護されたニホンカモシカは感染症などもなく、無事山へと戻されました。しかし、怯えてか、なかなか山の中へとは戻らず愛くるしい顔をずっと見せていました。
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