NHK福岡のニュース　福岡放送局

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高台の高齢者向けバス試験運行

坂道が多く高齢者が出かける時などに不便だった福岡市東区の美和台地区で、コミュニティバスの運行が試験的に始まりました。
コミュニティバスの試験運行は美和台地区の住民たちの強い要望で実現したもので、西鉄が２９人乗りのマイクロバスを運行します。２７日は、バス停の１つになっている西鉄三苫駅前に住民およそ１００人が集まり、テープカットをして運行を祝いました。
このあと、住民たちがバスに乗り込み乗り心地を確かめました。
福岡市東区の美和台地区は、昭和４０年代に山を切り開いた高台の住宅地で坂道が多く周辺に公共交通機関がほとんどないため、高齢者が買い物や病院に行く時などに不便でした。
２７日からの試験運行に合わせて地区の住宅地周辺には、２７のバス停が設けられ、ＪＲや西鉄の駅、病院やスーパーなどを、３つのルートで結びます。
料金は一律２００円で、３か月間試験的に運行され、採算性や乗車率などをふまえて正式なバス路線の開設が検討されるということです。
高齢化にともない交通の不便な地域に住むお年寄りなど、いわゆる交通弱者は今後、増えると見られ、対策が課題となっています。

02月27日　12時17分

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