鷲尾元連合会長が孤独死…死因は不明

2012.02.27


元連合会長・鷲尾悦也氏【拡大】

 元連合会長の鷲尾悦也氏(73)が26日午後、東京都港区の自宅マンションで死亡しているのが見つかった。訪問した次男と秘書が見つけて、110番した。病死とみられるが、玄関が施錠されていなかったことなどから、警視庁は遺体を司法解剖して、死因を調べる。

 同庁によると、鷲尾氏は25日の外出中に転倒して頭を打ち、病院で手当てを受けて帰宅した。秘書が同日午後11時ごろに電話した際は変わった様子はなかったが、翌26日午後、次男と秘書が見つけた際は、リビングでうつぶせに倒れ、既に死亡していたという。鷲尾氏は一人暮らしだった。

 鷲尾氏は1938年、東京都生まれ。63年、東大経済学部を卒業し、旧八幡製鉄(現新日鉄)に入社。新日鉄労組書記長や、金属労協事務局長、連合事務局長などを経て、97年10月に連合の3代目会長に就いた。

 会長時代に、新進党が分裂。鷲尾氏は、後任の連合会長となる笹森清氏(昨年6月、肝臓がんで死去)とともに、羽田孜元首相や鳩山由紀夫元首相、菅直人前首相らを「野党勢力の結集」で説得し、98年の民主党結党につなげた。菅内閣時代の2010年には内閣特別顧問を務めた。

 10年からは、日本社会事業大学(東京都清瀬市)の理事長にも就任。09年に旭日大綬章を受章している。

 

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